「ピッチ」と「ストライド」とは何か

陸上競技を見る際、する際に必ず聞く言葉、「ピッチ」と「ストライド」。言葉は知っているけれど、意味は理解していない人が多いのではないでしょうか?今回は、陸上競技における、「ピッチ」と「ストライド」について解説していきます。

「ピッチ」と「ストライド」について理解しよう

ピッチ

ストライド

ストライドとは、1歩の長さのことです。具体的には、片方の足が地面に着いてから、同じ足が再び地面に着くまでの距離を指します。ストライドが長いということは、1歩で進む距離が大きいことを意味します。

ピッチとストライドの関係

①走る速さは、「ピッチ×ストライド」で決まります。つまり、速く走るためには、ピッチを上げるか、ストライドを伸ばすか、またはその両方を改善する必要があります。

②短距離走ではピッチを重視する傾向がありますが、長距離走ではエネルギー効率の観点からストライドを重視することが多いです。

③トップアスリートは、高いピッチと長いストライドの両立を目指して練習を重ねています。

ピッチとストライドのバランス

○短距離走

高いピッチが重要で、100m走ではピッチが勝敗を分けることが多いです。

○中距離走

ピッチとストライドのバランスが重要です。

○長距離走

エネルギー効率の観点から、適度に長いストライドが重要になります。

トレーニング方法

ピッチ向上

ラダートレーニング、ミニハードル走、スプリントドリル等の、
足を素早く動かすトレーニング

ストライド改善

ヒルトレーニング、プライオメトリクス、ストライドドリル等の、
一歩一歩のパワーを引き出すトレーニング

まとめ

「ピッチ」は、1分間あたりの歩数または足が地面に着く回数を指し、「ストライド」は、片方の足が地面に着いてから、同じ足が再び地面に着くまでの距離を指します。


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